言語学的パイプラインに基づく妥当性の検証:金融テキストを対象として

松原 舞, 外園 康智, 角田 充弘, 田村 光太郎, 大洞 日音, 富田 朝, 戸次 大介


Domestic Paper

本稿では理論言語学に基づく自然言語推論システムである言語学的パイプラインを実社会タスクに応用する試みとして,金融テキストを対象としたファクトチェックシステムを提案する.具体的には,自然言語の文を高階論理の意味表現に変換し,自動定理証明を行うことで,顧客アンケートとエキスパートの回答の整合性を検証する.本手法では検証結果として証明図を伴うため,その結果に信頼性を持たせることができる.実験の結果,Accuracy は 76.7%に達し,金融テキストを対象とする妥当性の検証手法として本手法の有効性を示した.